クランピュア™

フェムテックに訴求できるクランベリーエキス末

クランベリーについて

クランベリーは、主にアメリカ北部の寒冷地で自生しているツツジ科の植物です。クランベリーの機能性としては、ビタミン C やポリフェノールを豊富に含み、生活習慣病を防ぐ抗酸化活性をはじめ、抗結石作用、心臓保護作用などがあります。

そして、特筆すべきは、抗細菌付着・抗菌作用による膀眺炎・腎孟炎などの尿路感染症予防効果や歯周病菌の生育を阻害することによる抗う蝕・歯周病予防効果を有していることです。

クランピュア™ について

有効成分

クランピュア™ は、プロアントシアニジン(PACs)を 30 % 以上含有したクランベリーエキス末です。

クランベリーに含まれる PACs は、主に A 型という構造を持ちます。この A 型プロアントシアニジンが、抗細菌付着・抗菌作用を生み出します。

本原料で、尿路感染症の原因菌である大腸菌の尿路への付着阻害効果、ヒト臨床試験による尿路感染症再発予防効果、そして、歯周病菌の生育阻害作用による抗う蝕・歯周病予防効果を確認しています。

A 型プロアントシアニジン

A型プロアントシアニジン

尿路感染症 原因菌の尿路への付着阻害効果(in vitro)

付着阻害効果

尿路感染症患者から摂取した E.coli(大腸菌)菌株にあらかじめクランピュア™ を添加して、尿管細胞 T24 との間の付着性を調べました。

付着疎外率

クランピュア™ による前処理により、E.coli 菌株の尿路細胞 T24 の付着を 75 % まで阻害しました。

尿路感染症におけるクランピュア™ の作用機序

尿路感染症における作用機序

尿路感染症再発予防効果(ヒト臨床試験)

クランピュア™ の尿路感染症再発予防効果を確認する為に、佐野レディースクリニックの患者で、尿路感染症・膀脱炎の既往歴がある女性 29 人( 21 - 70 歳 )を下記 2 群にわけて、1 日 1 カプセル(クランピュア™ 120 mg /日)を 24 週間( 6 カ月)内服させました。

クランピュア™ 摂取群:22 名 プラセボ摂取群:7 名

結果、6 カ月の試験期間中において、プラセボ摂取群では 1 名尿路感染症の再発が認められましたが、クランピュア™ 摂取群では再発した被験者はいませんでした。また、クランピュア™ 摂取群において、これまで頻繁に尿路感染をおこしている人ほど効果を高く実感する傾向がみられました。更に肌への効果として、クランピュア™ 摂取群の68%が肌の調子が良くなったと回答しました。少数ではありますが、「ニキビ防止」、「便通改善」などの効果も示唆されました。

試験期間中に尿路感染症を発症しましたか?

円グラフ:尿路感染症を発症したか

肌の調子はどうですか?

棒グラフ:肌の調子

抗う蝕・周病予防効果(in vitro)

虫歯や歯周病に関与する S. mutans 及び P. gingivalis が存在する培地中に、クランピュア™ を 5 mg/mL 以上の濃度で添加しておくと、どちらの菌も完全に生育が阻害されました。

もともとクランベリー に含まれるプロアントシアニジンが、口腔細菌によるバイオフィルムの形成を阻害することや、P. gingivalis が産生するプロテアーゼを阻害して歯周病を抑制することが報告されています。これらのことから、クランピュア™ にも抗う蝕歯周病予防効果があることが示唆されました。

S. mutans に対する抗菌作用

棒グラフ:肌の調子

P. gingivalis に対する抗菌作用

棒グラフ:肌の調子

規格

項目規格値
外観性状茶色~紫色の粉末
水分5 % 以下
プロアントシアニジン30 % 以上
pH2.0 - 4.5
一般生菌数1,000 個 /g 以下
酵母100 個 /g 以下
カビ100 個 /g 以下
大腸菌群陰性
推奨摂取量
抗う蝕・歯周病予防:10 - 20 mg / 日
尿路感染症予防:120 mg / 日
包装
1 kg (内装:ポリエチレン、外装:段ボール)
原料表示例
クランベリー抽出物、マルトデキストリン
保管方法
冷暗所、湿度の低いところで保管して下さい。
品質保証期間
製造後、24 ヶ月( 20 ℃ 以下)